SaaS基盤
出荷システムのSaaS化で、
移り変わる顧客ニーズに対応。
東京都目黒区に本社を置く株式会社サトーは、自動認識技術を活用して物や人の動きを情報化し、収集するという独自のビジネスモデル「DCS & Labeling(データ・コレクション・システムズ・アンド・ラベリング)」を展開。データ収集やラベリングに必要となるソフトウェア、ハードウェア、周辺サービスなどを提供している。製造工場や物流センター、小売店、病院などさまざまな場面で同社製品は活躍している。
流通用のラベリングや、自動認識ソリューションに強みを持つ(株)サトーが販売している流通業界用出荷システム「大車輪(R)」。発売当初よりオンプレミス型のパッケージシステムとして展開していた同ソフトウエアのSaaS化にあたり、モノプラスのエンタープライズアプリケーション基盤を採用いただきました。結果、お客さまの業務におけるITの導入スピードを上げ、ビジネスを加速させる当初の目的が達成できたばかりでなく、お客さまに対するコストの負担軽減や、スムーズなグローバル展開などが実現できました。
モノプラスの
対応範囲
ー モノプラスに依頼した内容はどのようなところですか?
開発当初はクラウド化の作業を自社のリソースだけで進めようとしていました。ベースとなる「大車輪(R)」自体は自分たちで作ったわけですし、それをクラウド上で動かせばいいだろう、くらいの難易度で考えていたんですが、実際は違いました。SaaS化は考えていたよりもはるかにハードルが高く、高度な専門性を持つ会社と組んでプロジェクトを進めていく必要性を感じました。その矢先に、私たちに必要な技術を持つモノプラスさんと出会い、協業することを決めました。
ー モノプラスの基盤導入後の感想はいかがですか?
今となっては当たり前ですが、アプリケーション単体として動くものと、それをクラウドに展開し、顧客ごとにマルチテナント化した上で、かつスムーズに安定動作するものというのは、全く別物なのだな、と当時は思いましたね。基盤のグローバル展開もスムーズに実現できたので、とても満足しています。
導入効果
ー 「大車輪SaaS」として生まれ変わってから、
どのようなところに手応えを感じていますか?
まず、クラウド化が実現できたことで、とにかくサービスの提供がすばやく簡単にできるようになりました。また、量販店の追加や仕様変更の際も、大幅な工数の削減ができるようになったことも大きいです。当初の目的であった導入スピードとコスト削減というメリットを提供できるようになったことで、多くのお客さまから高く評価いただいています。
ー モノプラスにお願いしてよかった、と思う点はどのようなところですか?
自分たちと共通の価値観を持って仕事をできた点が、すごく助かりました。常に同じ目線で会話ができたので後戻りも少なく、サービスインまで持っていけたと思います。もちろんシステムの信頼性についても満足しています。「大車輪SaaS」はメンテナンスによる一時停止を除けば、これまで一度もアプリケーションの実行基盤が停止したことがありません。これは、それだけ信頼性のある基盤を、モノプラスさんが構築できたから、と言い換えることができると思います。
モノプラスに
期待すること
ー モノプラスに期待することは?
クラウドサービス構築のためのソリューションベンダーとして、いついかなる時でも、頼れる存在であって欲しいですね。これだけ技術革新の早い世の中では、すべての領域の技術を1社で掛け持つのは無理があります。私たちは私たちの領域で、モノプラスさんはモノプラスさんの領域で、次の一歩を目指す。それらの次の一歩が結集し合い、近い将来、また新たなイノベーションを起こせるとすれば、こんなに嬉しいことはないですね。